どーも、てぃしーです。
今回は、【25/26プレミアリーグ第4節】マンチェスターシティ対マンチェスターユナイテッドの振り返りレビューをしていきます。
マンチェスターダービーという絶対に負けられない一戦でしたが…
結果は、3-0でシティの勝利。前半18分にフォーデンのヘディングシュートで先制すると、後半にはハーランドが2ゴールを奪いました。
今回は、この試合におけるシティの戦術を取り上げ、勝利の要因を考察します。
それではどうぞ!
スタメン

両チームのスタメンをざっくり確認します。
怪我人が相次いでいたシティですが、この試合では…
GKに新加入のドンナルンマ。
右SBにクサノフ。怪我から復帰したグヴァルディオルがCBで起用されました。
負傷により欠場となったアイトヌーリに代わって、オライリーがLSBで先発出場となりました。
さらに、フォーデンが帰ってきました。
一方、ユナイテッドは…。
怪我から復帰したマズラウィが、RWBで起用。
怪我で欠場となったマウントとクーニャに代わり、エンベウモとアマドが2シャドーで起用されました。
中央で数的優位を作る

この試合のシティのビルドアップについて注目していきます。
シティのビルドアップ(4-3-3)に対し、ユナイテッドはトップ下をシティのアンカーにマークさせる形でハイブロックを組んでいました【図①】。

シティはIHのフォーデン、もしくはラインデルスが“後出しジャンケン”のようにボランチの脇へと降り、中央で数的優位を作ります【図②】。
その結果、アンカーのロドリのマークが外れ、彼へボールを通しやすくなりました。

ここで注目すべきは、ユナイテッドのCBヨロが前に出て対応しようとした場面です。しかし同時に、LWGのドクが内側へ絞ってきたため、ヨロは本来であればもっと前に出てシティのIHを捕まえたかったものの、ドクにスペースを与えるリスクから前進できませんでした【図③】。
シティの先制点は、このビルドアップの形から中央を経由して攻撃を組み立てたものです。

ただし前半途中からは、ウガルテがマークを捨ててでも前に出てロドリを捕まえるようになり、シティの数的優位は封じられてしまいました【図④】。
なので、シティにとっては手の内を読まれてしまう前に先制点を奪えたことが大きかったですね。

ウガルテ、察しがいい…。
ペップのストッパー対策

先制点の場面を振り返ると、ドクが右に流れ、ハーフスペースにはラインデルスとドクの2人が配置されていました。その結果、ユナイテッドのストッパーに対して数的優位を作り出し、前に出られなくなったことで、ドクへ簡単にボールが渡ってしまいました【写真①】。
この試合を通しても、シティはよくハーフスペースに選手を2枚を配置しており、ユナイテッドのストッパーが迎撃で潰すシーンはほとんど見られませんでした。
このあたりのストッパー対策は、やはりペップの戦術が光ったと言えるでしょう。
後半に入ると、シティは後ろから無理につなぐのをやめ、ロングボールを多用して完全に守備に回り、内容よりも勝ちに徹するフットボールを見せました。
「我らは、こんなフットボールもできるんだぞ…。」と、ペップに見せつけられたような気がしました。』
個人的MVPは…

この試合のMVPを発表したいと思います。
私は、守備陣から選考させていただきます。
この試合のクサノフは本当にアジアNO.1ディフェンダーというか、ワールドクラスの選手でしたね。
守備力が本当に高くて、見ていて安心感がありましたね。
ですが、私にとってはこの選手です…。
ドンナルンマ!
エンベウモの完璧なダイレクトボレーをセービングした時点で、もうてぃしーの心は完全に掴まれてしまいました。
あの安定した、蜘蛛のように吸い付くようなセービングがもっと見たいですね!
“どんな”ボールも俺に任せろ。

これが言いたかった…。
ダービーで力の差を見せつけた

ダービーを制したシティ。
「ダービー勝利は熱過ぎる…!!」
連敗を喫していたシティですが、ダービーを制したことで勢いに乗れるかが注目されます。
一方、敗れたユナイテッドはこの試合でバックラインの緩さを露呈しました。正直、かなり深刻だと思いますが、この先アモリム監督がどう修正するのか注目です。
私の考察を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。頭を使いながらご覧いただいたと思うので、どうか無理せず少し休んでください…。
そして、こんな私のブログをいつも読んでくださり、恐縮するとともに、心から感謝しています。
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