どーも、てぃしーです!
今回は、マンチェスター・ユナイテッドの新加入選手、マテウス・クーニャのレビュー記事です。
個人的には激アツの補強ですね。
昨季からアーセナルが獲得を熱望していた選手を、ユナイテッドが獲得したのは驚きでした。
クーニャのプレースタイル(攻撃面・守備面)について、私なりにしっかり調べて記事にまとめました。
それでは、詳しく見ていきましょう!
基本情報

マテウス・クーニャ
身長183cm/ポジションFW/利き足 右
1999年5月27日(26歳)
🇧🇷ブラジル代表
昨季の成績 33試合/15ゴール/6アシスト
メインポジションは左シャドー。
今夏ウルブズから完全移籍で加入。過去にスペインの強豪アトレティコ・マドリードでもプレーした経歴を持つ。
プレースタイル

変幻自在のドリブラー。
卓越したドリブル技術とテクニックを兼ね備え、球離れも良く、常に周囲を見渡してプレーできる。
キレキレというより、名の通り”クニャクニャ”したドリブルで相手を翻弄します。
グミみたいに体が柔らかいです。
むしろ、四面楚歌のような状況を好むプレイヤー。

一般的に“ドリブラー”といえば、サイドで一対一を仕掛けるサイドアタッカーを思い浮かべるだろう。
だが、クーニャは違う。ボールを持つと、あえて密集地帯の中央へ切り込み、ゴール前に迫っていく。
2〜3人に囲まれても、彼はボールを失うことなくドリブルを続け、ゴールへと突き進む。

モンハンで言えば、ハンターが1人でモンスター2体を同時に相手にしているようなものです。
ハーフスペースという、ドリブルが難しい領域でも果敢に仕掛ける。それこそが、彼の特別な才能です。
クーニャの移動エリア。(オフザボールの動き)

自チーム保持時におけるクーニャの移動エリアを見ていきます。
クーニャがどのように動くのか分かりやすくするために、表を作成してみました【表①】。各レーンごとに切り分けています。
(※【表①】は、彼のウルブズ時代の試合を3試合くらい見て、作成しました。)
【表①】を確認しながら見ていきましょう。
ご覧の通り、彼はさまざまなエリアを移動しながらプレーしており、ポジショニングにおいて非常に柔軟な選手です。
メインポジションは左ハーフスペースだが、持ち場に留まらず、広く移動しながらプレーすることができます。
例えば、左サイドの高い位置では一対一で縦に突破を仕掛け、
左のボランチ脇ではボールを引き出し、
時には最終ライン近くまで下がってビルドアップを支えるなど…
各エリアで自身の強みを発揮します。
記号が薄くなっているエリアは、「移動はするけど頻度が少ない。」という意味です。とはいえ、逆サイドでも遜色なく実力を発揮できるところも彼の良さの一つです。
このように、試合中のクーニャはピッチ全体を広く動きながらプレーしていることが分かります。
ユナイテッドとしては、彼のポジショニングにおける柔軟性を活かさなければ、本当にもったいないでしょう。
そんな中、特に昨シーズンの最終節では、ユナイテッドの選手たちが流動的にポジションを入れ替えながら、うまく相手の守備ブロックを崩すシーンも見られました。
そういった試合運びができるなら、アモリム監督のもとでクーニャの良さを最大限に引き出せるのではないかと期待しています。
クーニャの守備面

皆さんが気になるのは、やはりクーニャの守備面ではないでしょうか。
特にユナイテッドサポーターにとっては、ラッシュフォードの件もあって、選手の守備姿勢に敏感になっている部分があるかと思います。
クーニャのプレスは、激しくスプリントするタイプではなく、体力を消耗させないように必要最低限の寄せにとどめる傾向があります。そのため、一見すると消極的に見えるかもしれませんが、決して手を抜いているわけではありません。

選手も人間ですから、守備において常に全力で走り続けるのは難しいものです…。
とはいえ、後半に入るとクーニャの守備のギアが一段上がり、前線から積極的にプレスに出ていく場面も見られます。「時と場合による」といったスタイルです。
また、プレスバック(自陣への戻り)にもきちんと取り組む姿勢が好印象です。
守備については、そこまで心配しなくても大丈夫かなと思います。
クーニャに寄せられる期待
ユナイテッドは、本当に素晴らしい選手を獲得しました。
中央寄りのポジションで、これほど積極的にドリブルを仕掛けられる選手はそう多くありません。
しかもクーニャの場合、縦方向にそのままゴールへと迫っていけるのが大きな強みです。
本当に、希少価値の高い選手だと言えるでしょう。
アモリム監督が、どのようにクーニャを活かすのか注目です。
以上、ご覧いただきありがとうございました。
関連記事:エンベウモについてのトリセツ!?
↓のボタンをポッチって頂けると、てぃしーの励みになります!


コメント