白熱のノースロンドンダービーをアーセナルが圧勝!【25/26プレミアリーグ第12節】徹底振り返りレビュー:アーセナル vs トッテナム

プレミアリーグ

どーも、てぃしーです。

今回はノースロンドンダービーを戦術的に振り返り、個人的な見解を述べていきたいと思います。

この試合は、4対1でアーセナルがスパーズを圧倒する結果となりました!

そして何より、エゼがついに覚醒。なんとダービーでハットトリックを奪いました。ゴール前での落ち着きようは秀逸で、思わず言葉を失うほどでした…。

また、リシャルリソンのゴラッソも生まれるなど、本当に凄まじい試合展開でした。

ここからは、先制点の要因となったアーセナルの“保持”の部分に注目して見ていきます。

スタメン

両チームのスタメンをざっくり確認。

アーセナルは、代表戦で怪我を負ったガブリエルに代えてCBにインカピエを起用。中盤はライス&スビメンディの2ボランチ、CFにはメリーノを起用する形となった。

一方スパーズは、これまで4バックを採用してきましたが、この試合では“5バック”を採用。打撲の影響でガーナー代表への招集を見送られたクドゥスが、右シャドーとして先発起用された。



スパーズのミドルブロック

【図①】スパーズのミドルブロック(5-2-3)

まずは、この試合のスパーズの守備(ミドルブロック)を確認する。

基本的に、スパーズのミドルブロックは【図①】のように (5-2-3)の配置を取っていた。
そして、この【図①】の状況のようにボールの奪いどころ次第で、SH が前に出て相手2CBの両脇を塞ぎ、そこへ 2シャドーが一気に駆け上がる形で鋭いカウンターへ移行できる。

次に、スパーズのミドルブロックに対し、アーセナルがどのように高い位置で保持したのかを見ていく。



アーセナルの高い位置での保持

【図②】アーセナルの高い位置の保持(3-2-5)

基本的に、アーセナルの高い位置での保持の形は(3-2-5)【図②】。

右SBティンバーは3バックの一角としてプレーするものの、状況に応じて徐々に高い位置へと上がっていく。

前述した通り、アーセナルはボールの奪われどころが悪ければ、2CBの両脇をスパーズの強力な2シャドーに突かれてしまい、失点に直結するケースも考えられる。

そのため、2ボランチのライス&スビメンディのどちらかがティンバーの上がりを見ながらCB間に落ち、3CBを形成する。この動作により、スパーズの3トップに対して後方が数的不利から数的同数となり、カウンターを受けた際のリスクをある程度軽減できる。



右SBティンバーがハーフスペースに入っていく様子(GIFアニメーション)

また、右ハーフスペースの共有が活性化しており、エゼ、メリーノ、サカ、ティンバーが状況に応じてハーフスペースを出入りしていた。

特にティンバーのポジショニングが肝で、ハーフスペースに味方が不在になると、右ハーフスペースに神出鬼没に現れた。今回はそのタイミングがうまくハマり、彼が右ハーフスペースに入ったことでパスが通り、先制点の起点となっている。

スパーズにとっては、このアーセナルの“スペースの入れ替わり”によってハーフスペースを突かれ、攻撃の起点として利用されてしまった。

てぃしー
てぃしー

フットボールにおいて、ハーフスペースがいかに重要かを、改めて強く感じさせられたシーンでした。





アーセナルのハイプレス

【静止画①】エゼのプレスの掛け方。

次にアーセナルのハイプレス(守備)を見ていく。

アーセナルのハイプレスは、スパーズの2ボランチに合わせた(4-1-4-1)で構え、1トップのメリーノがコースを限定しながら積極的にプレスをかけていた。

特にエゼのプレスの掛け方が秀逸で、2列目の位置からボランチへのパスコースを切りつつ、前に出てスパーズのCBに寄せていく動きが良かった【静止画①】。エゼは攻撃面だけでなく守備意識も高く、こういったプレスの掛け方にまで気を配っているのも、チームとしては大きいだろう。

これらにより、スパーズは後方からのビルドアップを試みたものの、なかなかスムーズに前進できず、最終的にはロングボールで逃げる場面が目立った。



後半のスパーズの修正

スパーズは後半頭から、CBダンソに代えてシモンズをトップ下として投入し、5バックから4バックへ変更した。どのチームにも共通することだが、自陣ゴール前での5バックでのビルドアップはやはり難しいと感じた。ダンソを右サイドに張らせて右WBスペンスの位置を上げるなど、普段慣れない形を求められたことも難しさにつながったと思う。

ビルドアップは前半より安定しているように見えたが、最終的にはアーセナルにボールを奪われ、それが失点につながってしまった。

スパーズは保持の局面で、もう少し安定感が欲しいところ。批判覚悟で言えば、スパーズの高い位置での保持時にハーフスペースを突き、ポケットに侵入して崩す形は、前監督ポステコグルー体制の方が明確で、狙いが見えた印象だ。

一方アーセナルも、54分にビルドアップのミスからスパーズに失点を許した。その後は後方から積極的につなぐことを避け、ロングボールを多用する場面が増えた。勝利したアーセナルも課題が浮き彫りとなった試合で、修正が求められる。

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

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