どーも、てぃしーです。
今回はFA杯準々決勝ボーンマス対マンチェスターシティの振り返りレビューをしていきます。
今回は、見事逆転勝利したマンチェスターシティにフォーカスして記事を書きました。
後半頭からニコ・オライリーを投入し、“本職ボランチの選手”を左サイドバック(SB)で起用するというペップの采配…。
しかし、オライリーは左SBとして2アシストを記録し、意外な采配が見事に功を奏しました。
試合映像の画角があまりに狭すぎて、全体的な配置が把握できなかったので、今回はあまり配置には触れずに見ていきます。
それでは見ていきます!
シティのボール保持時の形

【図①】自陣深い位置からビルドアップ(4-3-3)で攻撃を組み立てる。
この試合でのシティのボール保持時の形を見ていく。
自陣深い位置からビルドアップ(4-3-3)で攻撃を組み立て、前進するにつれて両サイドバック(SB)がワイドの高い位置へと前進する。【図①】
シティは後ろから細かくパスを繋いでプレス回避するも、ボーンマスの帰陣がとても早いので、フィニッシュまで持っていくことができない。
SBがワイドの高い位置で一対一を仕掛ける頃には、ボーンマスは既にコンパクトな守備ブロックを完成させている。
なので、相手がリトリート(帰陣)する前に、縦に速い攻撃を仕掛けてゴール前まで迫らないといけない。
シティは前半、ロングパスを織り交ぜて縦に早い攻撃を仕掛けるも、上手く全線の選手にボールが入らず攻撃が停滞気味に…。
オライリーのSB起用で『縦に速い攻撃』が実現可能に!

後半頭から、センターバック(CB)クサノフに代わって、“本職ボランチ”のニコ・オライリーが投入された。
グヴァルディオルがポジションを左SBからCBに変更し、オライリーを左SBで起用。
シティは後半、より縦に速い攻撃を意識しているように見えた。
自陣深い位置からはショートパスよりも、ロングボールを多用。
これが見事に功を奏した。
左SBオライリーが絶妙なタイミングでワイドの高い位置へと上がり、見事二つのゴールを演出した。
オライリーの左SBはグヴァルディオルの左SBとタイプが違って、攻撃時のオーバーラップのタイミングが絶妙である。
試合の感想

前半にハーランドがPK失敗というアクシデントがありながらも、見事ボーンマス相手に逆転勝利を収めたシティ。
ハーランドの負傷交代という残念な出来事があった反面、オライリーをSB起用することで『縦に速い攻撃が実現可能になる。』という収穫も得ることができました。
シティは以前から、引いて守る相手に対してなかなか崩しきれなかったため、その打開策が一つ見つかったことは非常に大きいです。
また、シティの若きホープが途中出場で2アシストを記録したことは、シティズンにとってはさぞ喜ばしいことでしょう。
シティは昨シーズンのFA杯決勝で悔しい思いをしたので、今シーズンこそは優勝したいところです…!
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。
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