どーも、てぃしーです!
今回は、チェルシーにフォーカスを当てた記事を作成しました。『ノッティンガム・フォレスト対チェルシー』の振り返りレビューです。
チェルシーはこの試合に1-0で勝利し、4位でシーズンを終えて来季のCL出場権を獲得しました。

勝利したものの内容的には完璧とは言い難い試合でした(汗)。
今回はこの試合におけるチェルシーのビルドアップに対するフォレストのミドルブロックに焦点を当てています。
それではどうぞ!
スタメン

この試合のチェルシーのスタメンを本当にざっくり確認します。出場停止中のFWジャクソンに代わってネトが”偽9番”として先発出場となりました。
チェルシーのビルドアップ

この試合でのチェルシーのビルドアップは、次のような形が見られた(【図①】とあわせて参照)。
- チェルシーのビルドアップは(3-2-5)。
- 左サイドバックのククレジャは偽サイドバックとして中央に入り、右サイドバックのジェームズは3バックの右として振る舞う。
- パーマーとエンソの2インサイドハーフ。
- 両ウイングのサンチョ、マドゥエケはワイドの高い位置に張ることで幅と深みを取る。
前節のユナイテッド戦では保持時に(3-1-5-1)の6トップ布陣を採用していたが、今節は(3-2-5)の5トップ形を採用。ククレジャは前節、保持時に左のハーフスペースでプレーしていたが、今節は偽サイドバックとして中央でプレーした。
また、フォレストのミドルブロックが上手く機能していたため、パーマーは味方両ボランチ脇のスペースに落ちてボールを引き出し、相手守備を揺さぶっていた。次にフォレストの守備を詳しく確認する。
フォレストのミドルブロック

チェエルシーのビルドアップに対して、フォレストのビルドアップは次のような形(【図②】とあわせて確認)。
- フォレストのミドルブロックは(4-3-1-2)。
- 両インサイドハーフがチェルシーの両インサイドハーフをマーク。
フォレストはゾーンを意識したミドルブロックで中央を締め、チェルシーの攻撃をサイドに誘い込んでいた。チェルシーのWGにボールが渡ると、SBが素早く縦方向にスライドし、プレスをかける仕組みになっていた。
“偽9番”ネトを上手く利用

フォレストのミドルブロックをチェルシーがビルドアップで上手く攻略したシーンを見ていく。
【図③】は前半13分28秒のシーン…。
前述のとおりパーマーとエンソはフォレストの両インサイドハーフにマークされていた。しかし、偽9番のネトがタイミングよく中盤に落ちることで左インサイドハーフのアンダーソンを引きつけ、結果としてエンソがフリーとなりパスコースが生まれた。
このようにチェルシーは偽9番を巧みに使い、パスコースを生み出す場面を演出していた。
終わりに

チェルシーは試合ごとに選手の立ち位置や保持時のシステムを変更しており、マレスカ監督は戦術の引き出しが豊富です。しかし、自陣の深い位置でのビルドアップでは、GKサンチェスが前線に逃げる形でロングボールを蹴っていました。来季は、もう少し後ろからうまく組み立てて前進できるように改善していきたいですね。
前半50分にコーナキックの流れから決勝点を奪ったコルウィル…。チェルシーは今季の前半戦、守備陣が軽いとファンから指摘されていましたが、後半戦に入るにつれてコルウィルとアダラバイヨの守備が改善され、守備力が向上しましたね。チェルシーファンにとっては本当に嬉しいことですね…。
24/25シーズンのリーグ戦は終了しましたが、チェルシーにはまだUEFAカンファレンスリーグとクラブワールドカップが残っています。本当にタフなシーズンですね(汗)。
クラブW杯を戦いながら、来季の編成がどう進んでいくのかにも注目が集まります。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。
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