どーも、てぃしーです!
今回は、【24/25】プレミアリーグ第28節フォレスト対シティの試合の振り返りレビューをしていきます。
(サッカー好きの素人目線で)この試合を1-0で見事勝利したフォレストの守備を中心的に見ていきます。
個人的にこの試合は本当に面白かったです!

特に後半のヌーノ監督の修正はお見事でした。
今回はその修正がどのようなものだったのかを見ていきます。
それでは早速見ていきます!
↓↓↓この試合の両チームのスタメン貼っておきます!

まずは、この試合でのシティの保持時の配置を見ていきます!
シティのビルドアップ

【図①】シティのビルドアップ(3-2-5)
シティのビルドアップはこんな感じ…。
- ビルドアップの形は(3-2-5)。【図①】
- 右SBヌネスは保持時、偽SBとしてボランチの位置でプレー。
- 両WGがワイドの高い位置にポジションを取り、相手両SBをピン止めすることで幅と深みを取る。
- 左シャドーのフォーデンは、マークされている相手選手を引き付けながら左ハーフレーンでボランチ脇に下がってきたり、ワイドに流れることでスペースを作る。
シティは基本的に、保持時は(3-2-5)の形で相手陣地へと押し込んでいく。
シティのビルドアップ(保持時)の形を確認した上で、対するフォレストの守備を見て行く。
フォレストの守備ブロック

【図②】フォレストの守備ブロック(4-4-2)
フォレストの守備ブロックはこんな感じ…。
- ブロックの形は(4-4-2)。【図②】
- エランガ、ウッドの2トップで相手2ボランチをマーク。
- 相手の左右どちらかの3CBの一角にボールが渡ると、SHが前に出て前線を補助。
- 基本的に相手の(左シャドー)フォーデンのマークに付くのはギブス・ホワイトだが、状況に応じてドミンゲスがマークに付く。
しかし、フォレストのこの(4-4-2)守備ブロックには弱点がある…。
フォレストの守備ブロック(4-4-2)の弱点

【図③】ブロックの中央に大きなスペースができてしまう
先程述べた通り、フォレストの守備ブロック(4-4-2)は相手の左右どちらかの3CBの一角にボールが渡るとSHが前に出て、相手左シャドー(フォーデン)のマークに付いているボランチが引きつけられることにより、中央にスペースができてしまう。【図③】
ブロックの中央のスペースが空きやすいところが、フォレストの守備ブロックの弱点である。
ハーフスペースの守備が曖昧

【図④】ハーフスペースの守備が曖昧
更にフォレストの守備ブロック(4-4-2)は、ハーフスペースの守備が曖昧だった。
今回の試合では、左ハーフスペースに立つシティのフォーデンのマークをボランチのギブス・ホワイトと右SHドミンゲスが状況に応じて役割を分担しながらマークしていた。そこでエラーが出てしまい、左ハーフスペースの守備が曖昧になったことで中央に大きなスペースが生じ、シティのニコ・ゴンザレス(ボランチ)にフリーでミドルシュートを打たせてしまう場面があった。【図④】
(※図④は試合の前半13分5秒あたりのシーンを再現。)
これらを受けて、ヌーノ監督は後半に守備ブロックの形を修正する。
守備ブロックの修正

フォレストは後半から修正が入り、守備ブロックの形が(4-4-2)から(4-2-4)に変化。

【図⑤】修正後のフォレストの守備ブロック
守備ブロックの修正内容はこんな感じ…。
- 守備ブロックは(4-4-2)→(4-2-4)へと修正。【図⑤】
- 両SHが前に上がって、2トップの脇にポジショニングを取る。
- 相手のシャドーに対してはボランチがマンマークで対応。
- SBが縦にスライドして2ボランチ脇を埋めることで、ボランチを補助。
相手のシャドーに対してボランチがマンマークで対応することでハーフスペースの守備が明確化し、フォレストの守備ブロックの強度が上がった。ミドルプレスも掛けやすくなった。
低い位置でもSBが縦にスライドして、相手WGにプレッシャーをかけていたのも印象的だった。【図⑥】

【図⑥】SBの縦スライド
後半からシティは両WGを左右逆に入れ替えて臨んだが、フォレストはシティの両WGにあまり大きな仕事はさせなかった。
試合の感想
ヌーノ監督の後半の修正は見事に功を奏しました。
83分のハドソン・オドイのニアぶち抜きゴールは痺れましたね。
今シーズンのフォレストを象徴するようなゴールでした。
この試合の個人的なMVPはドミンゲスです。

彼の渾身の守備ですよね…。カウンタープレスで相手のカウンター攻撃を阻止したり、プレスバックでチームのピンチを救いました。
この試合に勝利し、シティとの順位の入れ替えを阻止したフォレスト。
フォレストはこのままCL圏をキープすることができるのか!?
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。
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