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どーも、てぃしーです。
プレミリーグ29節アーセナル対チェルシーの試合を振り返りたいと思います。
この試合で勝利したアーセナルの戦術が本当に素晴らしかったので、今回はアーセナルの攻守における配置などを見ていきたいと思います!
それでは早速見ていきます!
はじめに〜

両チームのスタメンはこんな感じ。
FWが不在のアーセナルは、メリーノの1トップ。
チェルシーはジャクソンとパーマーが不在というのもあって、攻撃において少し火力不足かなぁという印象を受けました。
この試合でのアーセナルの守備戦術は本当に素晴らしかったです。
今回はアーセナルのハイプレスについて見ていくのですが…
まずは、チェルシーのゴールキック(自陣深い位置)からのビルドアップを見ていきたいと思います。
チェルシーのゴールキック(自陣深い位置)からのビルドアップ

【図①】チェルシーのゴールキック(自陣深い位置)からのビルドアップ
画角の関係で全体的に見ることができなかったが、恐らくチェルシーのゴールキック(自陣深い位置)からのビルドアップはこんな感じ…
- ゴールキック(自陣深い位置)からのビルドアップは(4-2-4)。【図①】
- FWネトが下がってきて、ボールを引き出そうとする。
次の項で、この形に対してのアーセナルの守備時(ハイプレス)の配置を見ていく。
アーセナルのハイプレス

【図②】アーセナルのハイプレス(4-3-1-2)
“もし私が監督だったら”…チェルシーの(4–2-4)の配置に対して、(4-4-2)のハイプレスで噛み合わせて、相手の2ボランチをマンマークで捕まえようとする。
しかし、アルテタ監督はややゾーンDFを意識した(4-3-1-2)でハイプレスをかけた。
チェルシーのゴールキックからのビルドアップに対して、アーセナルのハイプレスの形はこんな感じ…
・ハイプレスの形は(4-3-1-2)。【図②】
・両SHを中に絞らせて全体的に中央を固めて、相手の攻撃をサイドへと誘導させる。
・MFライスはトップ下の位置で相手2ボランチの間に立つ。
・2トップはプレスをかけつつ、トップ下と協力して相手2ボランチのパスコースを消す。
この形でアーセナルは、チェルシーに中央経由させず、徹底してボールを奪い切っていた。
ハイプレスの形が(4-3-1-2)だからこそ、下がってきてボールを引き出そうとするチェルシーのFWネトにも対応しやすかったのかなと思います。
理に適った素晴らしいアーセナルのハイプレスだった。
アーセナルの流動性について

これはアーセナルの保持についての話。
チェルシーはアーセナルのビルドアップに対して、イマイチ選手を捕まえきれてないように見えた。
チェルシーが守備で苦戦したのは、アーセナルのポジショニングチェンジ。
アーセナルはビルドアップの時に(3-2-5)でボールを持つ。【図③】

【図③】アーセナルのビルドアップ(3-2-5)
アーセナルはボール保持時に、選手たちが頻繁にポジションをチェンジする。
一例を紹介すると、左シャドーのライスが抜けたハーフスペースにボランチのパーティが入ってくる…みたいな感じでビルドアップの時には、ほぼ毎回選手たちの立ち位置が入れ替わっている。【図④】

【図④】アーセナルのポジショニングチェンジの一例
アーセナルは巧みなポジションチェンジによって、チェルシーの守備のマーク基準を完全にずらしていましたね。
アーセナルのボール保持時の流動性は、非常に洗練されていました。
これだけ選手たちが動いてる中で上手く流動性をコントロールしているなと思います。
試合の感想

前半20分、アーセナルが得意とするコーナーキックで…メリーノのヘディングゴール!
メリーノのゴールが決勝点となり、アーセナルは1-0でリーグ戦4試合ぶりの勝利となりました。
FW不在の中、メリーノはゴールを奪ってしっかりと結果を残しました。
現在アーセナルと首位リヴァプールとの勝ち点差は12もあります。
残り9試合と優勝は厳しいかもしれませんが、サポーターが諦めない限りは、まだ優勝争いは続きます。
フットボールに絶対は無いですからね。
アーセナルの今後の活躍に乞うご期待!
以上最後までご覧いただきありがとうございました。
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